2025/05/02
失敗もまた良し
こんにちは。今日は「失敗もまた良し」について書いてみたいと思います。最近、人間には大きく分けて3つのタイプがあるような気がしています。
①常に成功する人、
➁失敗が多いがたまに成功する人、
➂常に失敗する人、
の3つです。
自分は②に入ると考えています。これから秋、冬にかけて、大学、高校、中学など色々な所で学生が来年の受検の為にこれまで以上に気合いを入れて勉強を始めます。受験生を抱えている親、特に母親は、食事のこと、精神的な事、様々な事に気を使い、自分の事以上に心配しているようです。このように周りから色々応援を受けたり、励まされたりする子供達は幸せでもありますが、また周りの期待に応えなければと言う精神的なプレッシャーも感じている事だろうと思います。
受検は合格することがベストであることは言うまでもありませんが、合格する事が成功で、不合格になる事が失敗と割り切る事はできないような気もしています。成功か失敗かを決める場合の、対象期間と何を得られるかを考えると、失敗と考えていたことが実は成功であったり、成功と考えていたことが意外に失敗であったりするものです。人生の長さを考慮し、精神的、実質的な何を得られるかで成功、失敗を決めるべきで、目先の成功だけに目を奪われるべきではないような気がしています。
私は田舎育ちで、高校生までは田舎でのんびりと親と暮らしていましたが、東京の大学を受検して見事に失敗。実力の無さを嫌と言うほど思い知らされました。田舎で多少勉強した程度では、世の中では通用しないということも学びました。予備校の手続きやアパートの契約など自分が生活し、大学を受験するとはどういうことかを具体的に知ることになりました。予備校では成績が良いと壁に張り出され、成績が悪いと文句は言わないまでも、事務所に呼ばれ、進歩が無いことを告げられました。田舎から送られてくる仕送りを有り難く使わせてもらいましたが、自分に力があれば、両親に苦労を掛けずに済むのに申し訳ないという気持で一杯でした。年が明ける頃は、今年こそ何とかしなければとは思っても、実力がそれほど上がった訳でもないような気もしてまた不安になっていました。
このようなプレシャーと不安と自分の心の中の葛藤を乗り越える最初のハードルが神様から与えられたようですが、今この年になると、受検そのものは失敗しても、それが人生の失敗にはなっておらず、大変貴重な経験であり、大きな意味では成功であったと思っています。人生の人と人とのめぐり会いというものは実に不思議なものです。予備校の時に出会った友達が、同じ大学に入り、1000人の同期の中で、30年後に同じ職場で仕事をするという不思議を通り越した珍しい経験もしています。
受験生には、成功することに全力を尽くすべきだと教えると同時に、もしも失敗したら、「失敗もまた良し」、とも教えるべきだと心から思っています。
結婚にも婚活にも同じようなことが言えるような気がします。私は最初の結婚に失敗して婚活の末再婚しましたが、離婚したことが失敗であったかと問われれば、確かに一見失敗に思えますが、長い目で見れば必ずしも失敗とは言えず、今の状況から判断すると成功のような気もしてきます。婚活をしていると、いろいろな人と巡り合い、自分なりの成功、失敗を判断していますが、あまり短期的に成功、失敗を判断せず、長い目で判断するべきだと最近思い始めています。また、何を基準に婚活をすればよいかですが、自分の良いところを認め、それを伸ばしてもらえる相手を絶対に探すべきだと思います。これしか婚活の基準はありません。私の独断と偏見ではありますが。


JINSOブライダル 専属カウンセラー 秋山和人(あきやまかずと)
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